QムービーTOP > アニメ > エヴァンゲリオン

人類補完計画とは?

まず前提として、人類補完計画の全容について、原作で明確にすべて説明されたことはありません。

放送当時から数多くの考察が出回り、研究本やファンサイトなどでも議論が活発に行われました。

そのため、現在に示されている「人類補完計画とは?」というものは、ファンによる研究よってつくられたものが多くを占めています。

現在ではファンの間での常識とされていることも、もしかしたら深読みのしすぎか、あるいは誤りということも充分にありえるということをご理解ください。

エヴァ 登場人物&用語一覧」へ

人類補完計画:生命の起源

08763-evangelion_thumbnail

エヴァの世界では人間以前に第一始祖民族という知的生命体が存在していました。

その生命体たちは元々住んでいた星を捨てて宇宙を漂流することになります。

白き月と黒き月

地球に漂着することとなった生命体が白き月こと「アダム」です。アダムは完全単一生命体である使徒を生み出しました。

第一始祖民族は様々な星にたどり着き、それぞれ新たな生命体を誕生させる予定だったのです。

しかし予定外なことに地球へ二つ目の生命体が漂着することになってしまいます。黒き月こと「リリス」です。

リリスの飛来と同時に地球が大きく破壊されてしまいます。これがファースト・インパクトと呼ばれている事件です。

ファースト・インパクトの後は、アダムの生み出した使徒たちが休眠してしまいます。衝撃により飛び散った破片は、衛星軌道上の月となりました。

地球に残ったリリスから生まれた生命体の一つが第十八使徒リリンこと「人類」です。

死海文書の発見

人類は文明を発展させ、やがて死海文書(現実の死海文書と差別化するために裏死海文書とも)を発見します。

実際の死海文書は、キリスト教の聖書に関する膨大な文献のことです。本作では人類の誕生とその未来についての予言が書かれていました。

使徒の存在が明らかにされ、人類と使徒は地球の支配をめぐって戦うと記されています。人類は来るべき日のために戦いの備えをしなければなりませんでした。

人類補完計画:セカンドインパクト

西暦2000年に南極大陸で起こった大爆発がセカンド・インパクトです。氷が溶かされ洪水や津波、海面が上昇など、環境が激変することになりました。

この余波による死者は20億人あまりと言われています。同時に各国でも紛争が勃発し、東京でも新たな原爆が投下されるなど、二次的な災害が巻き起こりました。

その影響で、劇中の日本は常に夏の気候へと変わってしまっています。

原因は巨大隕石の落下だと公表されていましたが、これは意図的に情報操作されたものです。

世界を裏から操る秘密結社ゼーレが秘匿したためですが、特務機関NERVの職員などには第一使徒アダムの調査中に謎の爆発が起きたと知られています。

実は、この情報も隠蔽されたものでした。事実は次のようなものです。人類は使徒を生み出した根源である第一使徒アダムを発見します。

やがて、人類と敵対することになる使徒たちが目覚める前に、ロンギヌスの槍をつかって卵の状態まで戻すことを考えつきました。

このときに派遣されたのは葛城調査隊で、その中には幼少期の葛城ミサトも同行していました。

計画は失敗。二次的なエネルギーが爆発を引き起こし、地球人口の半数が死に絶えることとなります。

争いのない高位の生命体への進化

使徒が生命の実を与えられた生物ならば、人類は知恵の実を与えられた生物です。

セカンド・インパクトは、図らずも人類が互いに争い合う愚かな生き物であることを露呈しました。

人類補完計画とは、不完全な群れとしてでしか生きられない、できそこないの生命体「人類」に生命の実を与えようという計画です。

あらたな単一生命体へと人工的に進化させることで人類の行き詰まりを打開させようとしました。

他者という概念がなくなれば、争いあうことも、殺しあうこともなくなります。すべての魂が救済されるのです。

人類補完計画の手順

まずはヨリシロとなる存在が必要になります。

劇中ではリリスか、S2機関を持つEVA初号機のどちらかです。ヨリシロを中央に、エヴァンゲリオンたちがカバラにおけるセフィロトの樹のような編隊を組みます。

ロンギヌスの槍と共にヨリシロを生命の樹に還元させ、黒き月を表出させます。ヨリシロの展開するアンチATフィールドにより、人類のATフィールドを消滅させます。

人類は生命のスープであるLCLに戻り、黒き月へと流れこみ一体化します。人類は肉体を失い、黒き月と混ざり合うことで単一の存在となります。

こうして互いの不理解による争いや軋轢はなくなり、人類滅亡の危機を脱するという寸法です。

エヴァ 登場人物&用語一覧」へ

人類補完計画の元ネタ

設定は宗教、神秘関係の膨大な背景によってつくられていますが、ネーミングには一つの元ネタがあります。

アメリカのSF作家コードウェイナー・スミスの人類補完機構シリーズです。未来における人類の歴史を描いた叙情詩として高く評価されている氏の代表的な作品です。

人類補完計画の劇中での結果

ゼーレや碇ゲンドウの思惑通り、ヨリシロによるアンチATフィールドは発動し、人類補完計画は開始されました。

人類は肉体を捨て、LCLへ還るこ

碇ゲンドウの最期

リリスとなった綾波レイが人類の前にあらわれたとき、碇ゲンドウの前には、碇ユイが現れていました。

ゲンドウは、ユイに対して息子である碇シンジへの思いを吐露します。シンジに対する冷たい態度は「自らが他者から愛されることなど信じられない」という確固たる内面によるものでした。

最期はシンジに対して謝罪のことばをつぶやきながら、初号機へ喰らわれるかのように、LCLへと回帰していきます。

残された一対の男女

すべて成功したかに思われましたが、そこに主人公である碇シンジが非想定要素として入り込みました。

本来なら不要であったシンジは生命の樹のコアとして、リリス(綾波レイ)とアダム(渚カヲル)と会話します。

シンジは生命と一体化する「補完」ではなく、他者とふれあう現実の世界を選びました。

他者に傷つけられ、不安を抱き、裏切られることになっても、他人との共存を望みました。
これにより、黒き月は自壊してしまいます。

人類補完計画は完遂されることなく、シンジとアスカだけが現実世界へと投げだされることになりました。
とになります。

人類補完計画の重要人物

碇ゲンドウ

人類補完計画は碇ゲンドウとゼーレとの表面上の協力関係によって進行されていました。

プロフィール

特務機関NERVの総司令を務める48歳で、主人公である碇シンジの父親です。シンジとは、幼い息子を知人にあずけたきり会うことがありませんでした。

Eva初号機の操縦者にすべく、第3新東京市へ呼び出したときに再会することとなります。

父親としては問題がありますが、司令官としては知略や政治力に長けた有能な人物のようです。

目的のためなら裏切りや妨害工作など当たり前で、暗殺ですら躊躇をしません。自らの部下や息子たちもすべて自分の目的を達成させるための手駒とみている描写がされています。

誰に対しても威圧的で冷静な態度を崩しません。他者を信用しない孤独な野心家です。

妻である碇ユイに近づいたときも、彼女の背景にあるゼーレが目的でした。

碇ユイと交際を続けていくうちに、つかの間の愛情に目覚め、碇シンジをもうけることになります。

後に碇ユイがEVA初号機の実験中に取り込まれて消滅したことから、碇ゲンドウの狂気はさらに勢力をまして甦ることとなりました。

人類補完計画を発動させることによって、碇ユイと再会するということが、ゲンドウの隠れた最終目的です。

碇ユイ

碇シンジの母であり、碇ゲンドウの妻でもあります。

冷徹で他者を手駒としか見ない碇ゲンドウはただ一人碇ユイだけを愛していました。

ゲンドウは、ユイと再会するために人類補完計画を利用していきます。彼女の容姿は劇中に登場するヒロインの、綾波レイに似ていることから議論の対象となっています。

すでに故人のため物語に多く登場することはありませんでしたが、人類補完計画ならびにエヴァンゲリオンの物語の中核を担う重要人物です。

大学時代に碇ゲンドウと出会い、結婚し、碇シンジをもうけます。初号機の起動実験に巻きこまれ吸収されてしまったことで、公的に死亡となりました。

綾波レイは碇ユイの遺伝子を元につくられたクローンにリリスの魂を加えた存在だと言われています。

そのため、碇ゲンドウも綾波レイにだけは少々特別な感情を抱いているように描かれています。

冬月コウゾウ

NERVの副司令官である冬月コウゾウは、元々大学の恩師でした。

形而上生物学を研究していた冬月は、碇ユイを介して、当時学生の碇ゲンドウと知り合います。

初めての出会いは、碇ゲンドウが、酔っ払って喧嘩をし、警察に留置されていたときの身元引受人としてでした。

生真面目な冬月にとって、初対面のゲンドウへの印象は「嫌な男だ」というものでした。

冬月は秘匿されたセカンド・インパクトの真相に気づき、これを暴露しようとしましたが、碇ゲンドウの手によって、ゲヒルンという組織に引き込まれます。

ゲヒルンは特務機関NERVの前身となる組織でした。軍事的組織を兼ねているNERVとは違い、純粋な研究機関として活動していました。

国連直轄の人工進化研究所されていましたが、実際はゼーレの下部組織にあたりました。

ゼーレが計画に求める人材や技術を準備するための組織として活動しながら、MAGIの完成と同時に解体されました。

冬月は碇ゲンドウと共に、人類補完計画の真の目的を見据える存在です。碇ゲンドウにとっては、数少ない理解者でもありながら相談役でもあります。

碇ユイについても話ができる貴重な存在です。

エヴァ 登場人物&用語一覧」へ

秘密結社ゼーレ

碇ゲンドウとともに、人類補完計画を進行させるのが、秘密結社ゼーレです。古くから世界を秘密裏に支配し、操っている集団です。

元々は宗教団体でした。エヴァ作品内では、国連を隠れみのにして動いています。使徒と人類の予言が描かれた「裏死海文書」を手に入れたことから、それを元に数百年分の膨大なシナリオをつくり、そのとおりに行動しています。

世界の半分を死に至らしめたセカンド・インパクトも、ゼーレの陰謀によるものでした。作品内でエヴァンゲリオンと使徒との戦いも、彼らのシナリオのための一要素でしかありません。

ゼーレの意思決定に携わる最高幹部は合計で12人にのぼります。最高責任者は議長であるキール・ローレンツです。

ゼーレの会議はモノリスを模した特徴的なホログラムによって行われます。「SOUND ONLY」として、音声のみの会話となっていました。

ちなみにゼーレ(seele)はドイツ語で「魂」を指す言葉です。

人類補完委員会

国連直属の諮問機関で、その存在は秘匿されています。人類補完計画に対する意思決定は、こちらの機関で全てなされます。

NERVの監督と予算確保が主な業務です。実はゼーレの隠れみのとして存在していました。

6名の代表者

代表者は6名です。

アメリカ代表、イギリス代表、フランス代表、ロシア代表に加えて、議長のキール・ローレンツがドイツの代表として名を連ねています。

最後の一名が碇ゲンドウです。

やがて対立へ

エヴァ放送当初は何度か登場したものの、やがてNERVの勝手な行動が目立つようになり、存在感をなくしていきます。

冬月コウゾウの尋問後は、直接ゼーレが干渉してくるようになりました。

新劇場版ではなかったことに

人類補完委員会は劇中では少々矛盾を孕んだ存在でした。

まず、ゼーレと混同されることが多く、ゲーム作品の「スーパーロボット大戦シリーズ」でも同じようなものとして扱われています。

設定上は別の組織ですが、原作内でも少々扱いが混乱しているフシもみられます。

番組放送当初にあらわれた委員会の代表者たちは、ゼーレや碇ゲンドウによる人類補完計画について、本当の目的など知る由もないような態度をしていました。

使徒や人類補完計画の思想の本質に迫るようなことはありません。金遣いの荒いNERVに対して、予算の改善を要求するというような、世俗的な姿勢がほとんどでした。

碇ゲンドウと冬月も、ゼーレに比べて委員会に対しては軽視した発言が目立ちます。ゼーレのモノリスと、委員会の代表者たちは別ものとして扱っています。

しかし、第弐拾話にて、モノリスが人類補完委員会の代表者の声で話しをしてしまい、矛盾がつまびらかになってしまいました。

エヴァは元々深読みをされる設定がセールスポイントだったこともあり、こうした矛盾は混乱のもとになりました。

そうした経緯もあってか、新劇場版では役割がゼーレに統合され、人類補完委員会の存在はなかったことになっています。

キール・ローレンツ

碇ゲンドウはNERVのトップに立ち、自らの目的のために人類補完計画を利用しようとしています。

キール・ローレンツは、ゼーレの長として同じく人類補完計画を発動させようとしている存在です。

ゼーレの実質的な指導者

役職は人類補完委員会の議長でありながら、秘密結社ゼーレの中心的な人物です。会議のときにあらわれるモノリスの数字は「01」となっています。

名前の由来は造船用語の竜骨(keel)からと言われています。

碇ゲンドウとは、セカンド・インパクトの以前から面識があるようです。年齢は企画書には67歳とされています。本編での描写からも高齢であることはあきらかで、延命措置をほどこした形で、行動しています。

アンチATフィールドにより、肉体がLCL化したときには、身体の殆どがサイボーグとなっていたことがわかります。

碇ゲンドウとの対立

劇中では、協力関係にあったはずのゲンドウに不可解な行動が目立つようになってきたことから、NERVへ様々な干渉をする存在として描かれました。

当初はスパイである加持リョウジに命令を出す程度でしたが、NERVの独断専行が目立つにつれて強行手段をとるようになります。

副司令である冬月コウゾウを拉致し尋問をおこなったり、使徒である渚カヲルをチルドレンとしてNERVに送りこむなど、はっきりと敵対関係を示していきます。

碇ゲンドウと完全な決別をしてからは、NERVを掌握するために、MAGIをハッキングしようと試みましたが失敗におわりました。

最終手段として戦略自衛隊をつかったNERVの占拠と同時に、量産型エヴァを投入し、人類補完計画の強制的な発動を狙います。

攻略wikiへ

マイクラ攻略wikiへ DQB攻略wikiへ パズドラ攻略サイトへ モンスト攻略サイトへ DQMSL攻略サイトへ 星ドラ攻略サイトへ グラマス攻略サイトへ

関連記事

© 5Q 2015

運営会社